3Dプリンタースタジオ


【こんなにある】石膏や樹脂だけじゃない!3Dプリンターで使える新素材

2014年も残り1ヶ月になりましたね。みなさんはどうお過ごしでしょうか?さて今回は、2014年最後の月ということで、今まで聞いたり調べたりした3Dプリンターで石膏や樹脂以外にこんな素材が使えるというものをまとめたいと思います。

この記事は3D Printer Advent Calendar 2014の初日の記事です。
http://www.adventar.org/calendars/603

木材

INTERCULTURE(日本)が提供しているウッドライクです。木粉とナイロン粉末をミックスした素材で、出力されたものは温かい質感と、木の匂いがします。先日のMakerFaireではウッドライクを利用したスピーカーが展示されていました。

ちなみに、既に実用化されていてこちらから発注できます。
http://inter-culture.jp/Create/3dprint_woodlike.html

レンズ


素材そのものというより、できあがりが最早ひとつの素材になりそうなのでご紹介します。LUXeXcel(オランダ)が、LED照明やにも使えるレンズを出力できる3Dプリンター技術を持っていて、超薄型で透明の光学製品をほぼ後処理なく作ることができます。また、一般消費者向けデスクトップタイプの3DプリンターForm 1+を開発しているFormlabs(アメリカ)では、虫眼鏡のようなレンズを開発してブログで公開しました。

Printing Lenses on the Form 1+ 3D Printer
http://formlabs.com/en/company/blog/2014/09/24/lenses-3D-printed-formlabs/

Mcor Technologies(アイルランド)の3Dプリンターでは、紙に色を塗って、設計通りに紙を切って、接着剤でくっつけるという方法で紙を立体物に造形することを可能にしています。普通のA4インクジェット用紙を使えるためコストが非常に安く、フルカラーで出力ができます。

フード

システムアンドマテリアルズリサーチ(アメリカ)がタンパク質や脂肪等をカートリッジに詰め、レシピを入力することで調理を自動でしてくれるというもの。2Dプリンター色インクの食材版のようなイメージに近いかもしれないですね。ちなみに、つい最近NASAから12.5万ドルの資金を調達したとのことで本気度が伺えます。映画や漫画のようなロボット調理器が3Dプリンターが実現するかもしれません。

また、ナチュラル・マシーンズ(スペイン)は来年にも家庭用フード3Dプリンターを1000ドルくらいで販売するとのことです。(が、去年も同じことを言っていたので今後どうなるでしょうか。)

参考: http://systemsandmaterials.com/technologies/3d-printed-food/

砂糖

3D Systems(アメリカ)による砂糖菓子をつくることができる3Dプリンター。上のフードに関連してご紹介します。複雑な形状でも作ることができ、ChefJetのPro版では色を付けることができます。パティシエとのコラボで見たことものないような凄いものがつくれるかもしれませんね。

セラミック(陶器)

同じく3D Systems(アメリカ)のCeraJetではセラミックを出力できます。食器やマグカップでの利用が期待できる他、歯医者の治療にも役立てることができそうです。新しいデザインの作品が生まれる予感がしてます。

磁石

ProtoParadigm(アメリカ)が、磁気を帯びたPLA素材を開発、プラスチックが磁石になるというもの。コンパスの針としても使えたり、デジタルデータの記録媒体としても使えるとのこと。これから精度や配合分量等の研究が進めば応用範囲は広そうです。

参考: https://www.kickstarter.com/projects/protoparadigm/protoflux-the-first-magnetic-filament-for-your-3d

ゴムライク


Formlabs(アメリカ)による、デスクトップ型3Dプリンターで使えるゴムのようにぐにょぐにょできるゴムゴムの樹脂素材。業務用機械では既にあったやつの家庭版です。ぎゅっとにぎってもOKなので、お子さんやペットがいる家庭でのおもちゃ制作に向いていそうです。

東京大学創造的ものづくりプロジェクト(日本)による、氷積層3Dプリンター。口に入れても問題がない氷の積層と加工を行います。2015年春の完成を目指し、試作改良中とのことです。

金属

チタンやシルバーをはじめ、ゴールド、プラチナ、マレージング鋼、ニッケル合金、ブラス、アルミド等さまざまな金属を扱える3Dプリンターがあります。これらもいつかは家庭用3Dプリンターで出力できる日もくるかもしれません。そうすれば家でアクセサリー加工なんていうのもできるかもしれませんね。

アドベントカレンダー

これは素材ではありません笑。冒頭でちらっとアドベントカレンダーと書きました。これはweb界隈でじわっと広がっているイベントで、12月1日から25日のクリスマスまでを1日1記事をリレー形式でテーマに合ったものを書いていくという年末の恒例行事です。

3Dプリンターの魅力を少しでも広げるためにと考えた企画で、3Dプリンターを少しでもかじっていたりガチでやっている人が話題をまわせば、みんなで参加できておもしろいんじゃなかろうかと思い始めてみました。

3Dプリンターアドベントカレンダー (参加者一覧が見れます)
http://www.adventar.org/calendars/603

このカレンダーは、だれでも参加できます。
誰かが空き日を予約すると他の方はその日には書けなくなってしまうので、今年はこんなことした、なにか言い残した、来年はこんなことしたい、ということがありましたら仮予約でも大丈夫ですので、ぜひ参加してみてください。

明日は3Dプリンターのセミナーを各地で行っているスリプリさんです。お楽しみに!

3D PRINTER STUDIO 翻訳プロジェクト

やあ、こんにちは!3Dプリンターに興味があるだって?
ご存知の通り3Dプリンタースタジオは日本語のサイトだ。
でも、日本の情報をもっと世界に向けて発信したいと思っている。
そのためには英語化が必須なんだ。

3Dプリンタースタジオの翻訳プロジェクトに参加してみないか?
ぜひ、君の力を貸して欲しい。



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About Author

吉田 涼
吉田 涼
新しいものとモノづくりが大好きで、webサイトやスマホアプリ、木工品、ビーズアクセサリーの制作にハマっている中、3Dプリンターに出会い、可動するものが作れることに衝撃をうける。自分でも何か作れるかもしれないと思い、3Dプリンターのことを調べたが、よくわからなかったため、調べたことをwebサイトに掲載する3Dプリンタースタジオを開設し、ファウンダーとして活動中。

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